ストレスには大小はあれど、優劣はない

三大ストレスは

人間関係
金銭
社会的

とよく言われますね。

人間にとって、とても大きなストレスです。

しかし世の風潮はこの三大ストレスだけに目を向けられがちではないでしょうか。

それだけに目を向けていると見る必要のあるものが見えなくなるのでちょっと警報を鳴らします。

 

◎身体的ストレスと精神的ストレス

ストレスには2種類あります。それは
「肉体的ストレスか、精神的ストレス」です。


言い方を変えると

「生命の危険か、危険と知覚したものか」
です。

 

どちらも脳にとっては大小あれど優劣がありません。
なぜなら脳は、どちらに対しても「生命の危機」として捉えるからです。

 

◎肉体的ストレス

 

ざっと思いつく限り書き出しても

・暑さ寒さ
・寒暖差
・不快な湿度
・痛み
・炎症
・外傷
・飢餓感
・気圧の変動
・睡眠不足
・低血糖
・電磁波
・排気ガス
・化学物質
・長時間のブルーライト
・騒音、不快な音
・刺激の強い光

…など数えきれませんね。

 

 

◎精神的ストレス

 

・人間関係
・金銭的困窮
・心配事
・恐怖(トラウマ・PTSDを含む)
・仕事についてのアレコレ
・感情を抑えること
・言いたいことを言えない
・喜んではいけない
・悲しんでもいけない
・怒りの矛先がない
・どうしようもできない悲しみや怒り

など。こちらももっと探ればありますね。

 

ポイントは

 

「自分でどうしようもできないという感覚」
「どうしても消化、昇華できない」

 

です。

 

どちらも優劣がないということ

大事なことは2回言います。
大事なのは、どちらも優劣がないということです。

 

よく「会社がマジでストレスで体調悪い」
という人の生活がタバコを吸って、食事に気をつけず、夜はスマフォをずっと見ている…なんてことがあります。

 

体調が悪くなっているのは精神的ストレスでしょうか?

 

逆も然りです。

食生活はよく、生活リズムもある程度しっかりしているけれど
突然の悲しみや、どうしようもない怒りを抱え続けている人

 

これもこれで長期のストレスを受け続けています。

 

ストレスは、精神的であろうが肉体的であろうが長期に受け続けることで、体のミネラルバランス(特にMgをごっそり消費)を崩し、同時に神経系のバランスが崩れていきます。

 

神経系のバランスが崩れると、まずは胃腸機能に問題が生じてくるので栄養状態に影響が出るのは容易に想像がつきますね。
もちろんホルモン系統にも乱れが出ますから、様々な障害が出てきます。

 

ですので、ストレスに対してはしっかり対策をしていくことが大事です。
肉体的なことに対しては環境の変化や道具を使った対策などを。

 

精神的なことに対しては内観、内省、それに伴うカウンセリングなどが良いですね。
どちらのストレスも、体の循環、滞りを悪くし、呼吸を浅くさせますので、鍼灸や整体等で物理的に、巡りをよくしてもらうのはおすすめです。

 

ストレスには優劣がない

(3回目)

 

もちろん心のストレスは、とても体に大き影響を与えますので、「そんなくらい」と言っている訳では1ミリもないことはよくご理解頂けるかと思います。

 

しかしね、日常よ。

 

日常を見た時に、「仕事のストレスで死にそ〜」という前に
食生活などの肉体的ストレスにまず目を向けてみること、大事ですよ。

 

エネルギーがあれば、ストレスへの対応力が段違いですから。

 

ストレスでの体調不良の2パターンより

 

ああ、でも
「人間の尊厳を踏みにじるような環境、人間関係」
とは一刻も早くおさらばすることは個人的におすすめです。

 

防御も対応もしなくて良し。
流す、去る、関わらない。
これも大事なことですね。

 

ケースバイケースです。

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