起立性調節障害(以下OD)は主に子どもや思春期の若者にみられる自律神経の機能異常による症状の一つで、体位変化、特に立ち上がった時に血圧や心拍数を適切に調整できなくなる状態です。これにより、血液がうまく脳に送られず、めまいや立ちくらみ、動悸、倦怠感などの症状が表れます。
このOD、年々増加傾向が認められています。そんなODを栄養療法的に考えた際、まず行うことはやはり「低血糖ケア」です。食事の改善から始まり、低血糖ケア、すなわち血糖コントロールに取り組むことをおすすめします。それから、総じて低タンパクが背景に存在していますので、段階を踏みながらタンパク質を増やし、タンパク質を使えるようビタミン・ミネラルを足していくことが必要となります。

それから、ODの方の特徴として、その親も栄養が不足していたり、自律神経の緊張が強いことがほとんどです。ですので、子どもだけではなく、必ず親の方も栄養補給してくださいね^^(まず自分を元気に!)
中学生〜高校生の時期というのは、とんでもなく栄養を必要とする時期です。この時期、体はぐんぐんと大きくなります。遺伝子はまず成長を至上命題としてその肉体を変化させていくのです。しかしその際に栄養が足りなければ、やはり全体のバランスが崩れるのです。だから、神経系のバランスが崩れたり、それゆえにストレスに対しての許容度が低くなることがあるのです。

ODは、栄養療法でとても変化が出やすい症状です。もし悩んでいらっしゃるのであれば、ぜひ、食事にタンパク質を増やしつつ、低血糖ケアを行ってみてくださいね!早め早めに取り組んであげればあげるほど、子どもの時間を増やしてあげられます。