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2025.05.10

循環性と多様性の世界・パーマカルチャー

※2022年12月24日からの話。過去記事掲載

2022年12月24日のクリスマスイブから、10泊11日で講座を受講するために石垣島に行っていました。受講していたのは『パーマカルチャー(以下PC)』という「自然と人とが、お互いを滅ぼしあうのではなく、豊かにしあいながら生きるための学問(知識や哲学)」です。

オーストラリア発祥のこのPC、私は2017年から学んでいます。この時は、自分の仕事や心のフェーズが変わったので、もう一度学ぶことで新しい観点を得られると思い再受講してきました。

 

PCは自然のしくみをとことん学びます。土の作られ方、木の生え方、植物の構造、水のしくみ、空気の流れ、地球の歴史…こんなに自然のことを体系的に学べる学問ってなかなかありません。自然のしくみを一つ一つ知り、どのように人の暮らしに活かすか。自然を壊す(搾取)のではなく豊かにしあう方法ってどんなのだろう?そんなデザインをしていきます。

 


PCの手法の一つ「キーホールガーデン」

 

人間の自然破壊が大きく叫ばれて、人間は自然にとって悪のように思われています。でもね、それだけではないのです。日本の風土で自然が土を1cm作るのには1年かかります。でも人間の手が入れば30cm作ることができます。そう、実は自然は人間がいることでより豊かにもなれるのです。その知識や哲学を学ぶのがPCです。どうです。素敵でしょ?

 

善悪の判断は簡単なんです。あれが良い、これが悪いと言うのも簡単です。でももっと一歩先にゆきたい。良い悪いではなく、最善(ベスト)はなんだろう?そういう風に考えていくことって、とても生産的で、効率的だと思いませんか。気持ちが明るくなると思いませんか。未来がより明るいと思いませんか。