汗をかく季節になると、気になってくるのが「ミネラル補給」。スポーツドリンクや経口補水液も役立ちますが、実は毎日の料理に使う「塩」の選び方を少し意識するだけで、日々のミネラル摂取を底上げすることができます。
今回は、塩の種類とその特徴を、わかりやすく整理してみました。
ミネラル補給には向かない塩
まず知っておきたいのが、塩の種類によってミネラルの量が大きく違うということ。意外と「向かない塩」が多いので、チェックしてみてください。
精製塩・減塩塩は、加工の過程でミネラルが除去されており、ナトリウムやカリウム以外の成分がほとんど含まれていません。ミネラル補給の観点からは不向きです。

そして少し意外かもしれませんが、岩塩もミネラルが少ない塩のひとつ。長い年月をかけて海水が結晶化したもので、その過程でミネラル分が抜け、純度が高くなっているからです。とはいえ、風味が豊かで個性的なおいしさは格別!
お肉料理との相性は抜群なので、用途によって使い分けするのがおすすめです。
おすすめは「自然塩」と「再生加工塩」
夏のミネラル補給におすすめなのは、「自然塩(海塩)」や「再生加工塩」です。なかでも、パッケージに記載されている「食塩相当量」が100gあたり90〜95g程度のものが、ミネラルを程よく含みながら味にクセが少なく、日常使いしやすいとされています。
たとえば「食塩相当量が100g中80g」と書かれている場合、残りの20g分が水分やミネラル(にがり成分)と考えられます。ただし、にがり成分が多すぎるとえぐみが強くなりやすいので、90〜95g程度がバランスの良い味の塩である目安です。
スーパーで手軽に入手できる選択肢としては、「伯方の塩」や「赤穂の天塩」がよく知られています。どちらも海外産の天日塩を原料に国内で再加工したもので、品質が安定しており使いやすいのが特徴です。
自然塩にも種類があります
一口に自然塩といっても、製造方法によってさまざまな種類があります。

海水全乾燥塩は、海水をそのまま乾燥させたもので、ミネラルが豊富です。ただし、えぐみが出やすく好みが分かれることも。ミネラルをしっかり摂りたい方に向いています。
天日塩は、太陽と風の力で海水を自然乾燥させたもの。ミネラルはやや少なめですが、発酵食品との相性がよく、味噌・キムチ・漬け物作りなどに特におすすめです。
藻塩は、海藻のうまみが溶け込んだ個性的な塩で、ミネラルも豊富です。ただし、ヨウ素を含んでいるため、甲状腺に持病がある方は注意が必要です。
暑い季節が続くなか、毎日使う塩を少し変えるだけで、体へのミネラル補給の質が変わってきます。近くのスーパーでパッケージを見比べてみるのも楽しいですよ^^味のバランスや使い勝手を確かめながら、お気に入りの塩を見つけてみてくださいね。