糖質制限が大流行したのは2012年ごろだそうです。私が知ったのは、2014年くらいですね。アトピーを治す奇跡の方法と言われ、「糖がからだを痒くする!」という理論を信じて、約1年間、人参や大根すら減らす厳格で偏った糖質制限をおこなったものです^^;

本来糖質制限をするならば、糖質に変わるエネルギーである「タンパク質」や「脂質」をしっかり摂取することが必須なのですが、当時はそんなことも知らずに自己流で行って、その後、副腎疲労がひどくなり、糖代謝が落ち、死に目を見ました。
糖質制限はあくまで短期で行うものだと考えます。
私の知り合いは、糖質制限、高タンパク質を半年厳格に行って(こちらはかなりしっかりとしたメソッドをもとに)それでもその後から甲状腺機能が低下しました。それが回復するのに二年かかったとのことです。
糖質を制限し続けると、「耐糖能機能」と言って、インスリンが関わる機能が低下します。そうすると、低血糖になりやすく、高血糖になりやすいのです。
この耐糖能機能が落ちて、低血糖と高血糖を繰り返してしんどくなっている人がどれだけいるでしょうか。
また甲状腺機能が落ちると、代謝が落ちますので、結果「太りやすく」なります。糖質制限をした人の言葉は八割方皆一緒です。『その時はすごく痩せたんだけど、その後ちょっと食べるとすぐ太る』『糖質制限後に、ずっとなんとなく体調が優れない』です。

では糖質制限が向く人はどんな人でしょうか?
それは筋肉がしっかりとあり、アルコールもガンガン飲めるような強靭な肝臓を持っている人です。
この方たちは、短期的に糖質制限をすることでむしろ体感がよくなることがあります。でも、この条件に当てはまる人は、少数ですね。
夢の健康法と言われて、一時期スターのように輝いた糖質制限ですが、実は結果的に見ると、代謝が落ちて、状態が下降してしまった人の方が多い。
私は、糖質を上手に使えることこそが「健康」だと思っています。インスリンの感受性が高く、糖代謝がうまく働き、糖をしっかりと使える腸内細菌がいること。偏っていないこと。短期で結果が出る食事法はありません。長い目で見て、生活に落とし込める食事法を取り入れていきましょう。