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2025.04.28

自律神経はこころとあたまとからだを結ぶ

心・からだ・あたま

低血糖を起こしていたり、からだの質的栄養欠乏があると、自律神経は緊張しやすくなります。なぜならからだの物理的な生命の危機的状況だからです。

 

なので、緊張しやすい=ストレス感知しやすい=ストレス許容度が低くなる=緊張しやすい…

と負のループのようになります。

 

自律神経で、何が大事って、消化と吸収をもろに司っているところです。食事はもちろん、サプリだって消化吸収されて初めて効果が出ますから、そもそもの「消化吸収」がなされないと元の木阿弥なのですね。

 

その自律神経は、ある程度私たちの思考とは分かれて独立た動きを持っています。なぜって、「びっくりして心臓止まりそう」なんていう思考を持った時に、本当に心臓が止まってしまうと困るからです。(そりゃそうだ)

 

でも、独立しているって言っても孤高の狼ではないのです。いつも「こころ」「からだ」「あたま」の三者を繋いでくれています。

心の底で思っていることを、唯一無視しないで、からだに伝えてくれます。からだに伝わると、「感じる」ということを通してあたまが知ることができます。それは時に体調不良という形でやってくるのです。そのからだの状態をどうにかしようとした時に、からだだけに栄養を入れても、どこかで頭打ちになることがあります。からだは「心」からのサインを自律神経を通して知ったのですから、あたまにどうにかして心の状態を気づいてほしい。その為に、そのサインを引っ込めないことがあるのです。

 

クライアントさんによくあるのですが、一定のところまで来ると栄養療法があまり効かなくなるんです。それの意味は「次は心の声を聞いてみて」です。

 

クラインアントさんで面白いことがありました。栄養摂取して、すすめた鍼灸院通って、こう仰ったのです。

 

勝手にからだが治ってるんです。栄養補給と、鍼ですごい速さなんです。でも治ってるのに、不安がずっとあって、わたし気付いたんです。自分で自分を体調不良に設定しているんです。どうしたら、いいですか?

 

治ったら不安だと、何か言葉にはできない感覚で、自分の体調不良は心が関係していると感じられていたようでした。心が変わってないのにからだが勝手に治ると往々にしてある事例。結局この方は、不安のもとを見つめて、心へのカウンセリングを行いました。そこからものすごい速さで変化して、元気になっていかれました。

 

自律神経は、「こころ」と「からだ」と「あたま」を繋げてくれる役目をしています。何か緊張が残っているけど、栄養、整体、と外的アプローチを行なっても緊張が抜けない場合。それはこころを見てね、のサインかもしれません。ぜひ自分のサインを、見逃さないでみてください。

 

なぜならそれは、自分がより良くなる兆しだからです。