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2025.06.13

「添加物が入っていない!」と見落とし注意。〜食品の添加物の記載方法3種類〜

お店でお菓子や加工食品を買う時、裏面を見て食品表示をチェックしますか?
食品表示を見てから購入する人は、日本では全体のわずか1%ほどだそう(!)

 

 

今の食品表示のルールでは、加工食品の表示には、原材料のところに、「原材料」と「添加物」を分けて記載することになっています。表示には3種類の記載方法があり、以下のいずれかで記載されています。

①「原材料」と「添加物」を/(スラッシュ)で分けて記載する方法

②「原材料」と「添加物」を改行して記載する方法

③「原材料」と「添加物」それぞれ別欄に記載する方法

特に注意すべきは②の記載方法です。改行で添加物をごっそりと見落として、「添加物が入ってない!」とつい喜んで買ってしまうことがあるので、よく注意して見るようにしています。

 

表記される順番

原材料名に書いてある原材料の順番は、食品中に占める重さの割合の高いものの順です。つまり、最初の方に書いてあるものほど、その食品の中にたくさん入っている原材料や添加物ということになります。

例えば、チョコレートの表示を見ると、意外にも「カカオマス」ではなく、「砂糖」が最初に書かれているものの方が多い、というのは有名なお話かもしれません。何が一番多く使われている食べ物なのかな?と見てみるのもおすすめです。



その他の表示のルール

食品表示には、エネルギー、タンパク質、脂質、炭水化物などの栄養成分を表示することも義務付けられています。原材料や添加物には注目していない人でも、ダイエットのために栄養成分はよく確認して購入している、ということも多いようで、需要の高い人気の表示です。

また、食品の製造者の表示することになっています。「どこで」「誰が」作ったかが分かるのは、食品を安心して購入したい時には嬉しいルールですね

ただし、この「製造者の表示」は袋詰めや箱詰めを行った「加工所」の表示でも認められるため、その場合は、表示からは詳しい製造元を知ることは出来ません。また、大手メーカーで、全国に食品の製造工場がある場合も、「製造所固有記号」という記号の表示のみでOKとなっているので、詳細が分からないケースもあります。

お手元の食品の表示はどうでしょうか?
いろいろと発見があって面白いので、ぜひ見てみて下さいね。