やわい屋の民藝教室

以前、岐阜の飛騨高山に月に一回、民藝について学びに行っていたことがありました。
民藝運動は、柳宗悦(むねよし・そうえつ)が主唱者の、手仕事によって生み出される生活の中(日常の中)の器などに美を見出す運動です。民藝は柳が創り出した造語で、『民衆的工藝』の略です。
25歳くらいの時から、「民藝」という言葉を時々耳にすることがあったのですが、概要を聞いてもいまいちピンとしておらず、「う〜ん、まだ学ぶ機会じゃないのかな?」と当時は脳内のどっかに格納していました。それが、ここ2、3年の中でよく聞くようになってきました。通っていたとある講座の内容に入っていたり、民藝に関わる人とお会いしたり、民藝館に行くことになったり。それで、頭の中に((民藝について知りたいなあ))をいう思いが生まれていました。そんな思いが強くなってきた時に、民藝の器屋さんをされている、いや、民藝運動を生業としていると言っても過言ではない友人が『民藝の講座をやるよ〜』とFacebookに投稿。実はその友人こそが、25歳くらいのわたしに、民藝という言葉を教えてくれた当人でした。「これはいくっきゃない」と申し込み、6月から民藝についての学びを開始した運びになります。

いつも思うのですが、自分にとって必要な学びというのは、タイミングが必ず訪れてくれます。それは、私がわたしに設定しているからです。自分に必要なことは、必ずそのタイミングが訪れる、と。大事なのは、その来たるタイミングに乗れるかどうかです。(インド旅行の時にも同じ話をしましたね(笑))多分、25歳の私には民藝にはまだ至っていなかったんですよね。それで、今の私に来たんでしょう。人生のタイミングって、面白い。偶然って大好きよ。偶然といえば、「人生は必然でできている」なんて言葉がありますけど、皆さんはどう思いますか?
わたしはね、偶然の方が面白くないか?という派です。偶然の方がお得感ない?なんか面白くない?自分と、現象が、なんか知らないけど、マッチしたんだって、最高に面白いですよね。
私は楽しいことと、面白いことが人生には必須だと思っているのと、偶然の方が面白いと思っている勢なので、「偶然派」です。
どちらでもいいんですよ。自分の解釈の好きな方で、生きましょう……と、民藝の話から、偶然の話と、とりとめないお話でした。(笑)