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2025.06.7

肌の白さと栄養の個人的見解

栄養状態がわかりやすく反映する肌

先日、チェロの指導をしていた小学校1年生の女の子のお顔が真っ白でした。それから、以前セミナーで父親から子どもの偏食や情緒について質問がありまして、聞いた子どもの様子から「お子さん、お顔が白くて、焼けない肌で、直射日光ではすぐに赤くなりませんか。筋肉がつきにくく、肌も白く、皮下がマシュマロみたいにふわふわしてませんか」と質問したところ、「その通りです」と驚かれました。

 

個人的な統計ですが、鉄欠乏、低タンパクの人たちの多くは肌が「白く」なりやすい。

 

感覚としては、白パンのような、血の通っていないような白さです。

 

皮下がふわふわしているか、それともとても薄い感じがあります。なぜかというと、白いのは、血の量が足りないとか、毛細血管にしっかりと酸素がいっていない。ふわふわしているのは、筋肉を作れないからです。(筋肉を作る材料がなかったり、糖新生を起こしていて筋肉が少しついても壊されがち)

 

今や白さは「美」の象徴と捉えられていますが、日本人の健康な人の肌は基本的に「黄色」みを帯びています。(黄色人種の我ら)健康な子どもの多くが、肌の色は浅黒かったり、白すぎません。もちろん、体質もありますが。

 

白いことは美しさの象徴かもしれませんが、少しだけ立ち止まってみてほしいところでもあります。SNSに流れてくる若い女性の多くが白すぎますね…。その写真を見ながら、ある一種の美を追求しすぎて、体調を壊しませんように…と祈るばかりです。

 

冒頭に書いた、小学1年生の女の子(Aちゃん)ですが、お母様がその後カウンセリングに来られまして、お話を聞いていると妊娠中も若かりし頃も「貧血」だったとのことでした。「やっぱりな」とそこまで驚くことはありませんでしたが、Aちゃんは学校や習い事のイベントの度にぐったりしてしまうとのことでしたので、お母さんもAちゃんも一緒にお食事を見直して、サプリでの栄養摂取を始めていきました。

 

Aちゃんは偏食も強かったのですが、まずは味噌汁をはじめとする野菜スープのスープだけを飲んでもらうようにお話ししました。野菜を食べるのはハードルが高くても、スープだけなら大丈夫でしたから。お母様には、いろんな野菜とお肉を入れてもらうことをしてもらいました。それから最低限必要な栄養素(Mg,亜鉛)だけは飲んでいました。

 

2週間くらいでAちゃんは自分から「スープが飲みたい」と言うようになって、1ヶ月後には発表会の後にはぐったりしたり、腹痛を起こしていたのが、なくなりました。

 

3ヶ月後の1月に、一度Aちゃんと会う機会があったのですが、見てびっくり!お顔のお肌の色が変わっていました。全体的に血が行き渡っているような感じて、白ではなく、肌色になっておりました。

 

お母様も「前までは冷たいパンみたいだった。かのこ先生が「白い」と言っていた意味がわかりました」と。

 

それから「野菜を食べるようになって、『今日晩ご飯、何作ろう』と悩まなくなった。それが本当に嬉しいです」とも仰っていました。もちろん、お母様自身の体調も良くなっていました。

Aちゃんの血の通っている可愛らしい笑顔をみることができて、とても嬉しく思いました。

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2025.05.11

【低血糖】の子どもが大人になったら?|“普通のふり”に潜む不調と心身の発達影響とは

“普通”のふりをして生きる子どもたちと、見過ごされる不調の背景

 

■ 低血糖の症状に「慣れてしまう」子どもたち

近年、食事の質とタイミングの乱れによって、乳幼児〜小学生の間で機能性低血糖の兆候が増えています。これは以前からお伝えしてきたことですが、では、その子どもたちが成長したらどうなるのでしょうか?

結論から言うと、「低血糖の異常な状態」に慣れてしまい、それを“普通の体調”として生きるようになるのです。

 

■ 体調不調が「生まれつき」になるという落とし穴

体が栄養的な影響によって常に不安定な状態にあるにもかかわらず、本人も家族も「この子はこういう子だから」と適応してしまう現象が起きます。

たとえば、
「お菓子をあげないと怒って手がつけられない」
→ 「お菓子をあげると機嫌が直る」
というサイクルに親子が慣れてしまい、本来そこにある“栄養の問題”に目が向かなくなるケースが非常に多く見受けられます。

このようにして、根本原因への視点が失われてしまいやすいのです

 

■ 学校生活での「困りごと」と発達支援機関への流れ

実際、園や学校で「キレやすい」「落ち着きがない」といった行動が見られ、担任や支援機関の紹介で発達障害の可能性を疑われるケースもあります。

しかしここで大切なのは、
他人との比較で見えてくる“差異”は気づかれても、家庭内における日常の不調は「個性」として慣れてしまいやすい
ということです。

つまり、生活環境や食習慣に原因があるかもしれないという視点を持ちにくいのです。

 

■ 成長期に与える深刻な影響

低血糖状態が続くと、体にも心にも深刻な影響が現れます。

  • 腸内環境の悪化
  • 副腎疲労や慢性疲労
  • アトピーや自己免疫的な症状
  • 成長ホルモンの合成障害

これらの症状は、体を作る“材料”が足りていない状態で起きることがほとんどです。

とくに、人生の中でもっとも身体が成長するのが、0〜12歳の時期。この大切な時期に栄養が不足していれば、未来の体づくりにも遅れや不調が出てしまうのは当然のこととも言えます。

 

■ 低血糖が心に与えるダメージ

低血糖は体の症状だけではなく、メンタルにも強く影響を与えます。

  • 自信の喪失
  • 自己肯定感の欠如
  • 無気力や集中力の欠如
  • 失敗体験の積み重ね

その背景には、低血糖時に分泌されるカテコラミン(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン)の影響があります。
これらは短期的にエネルギーを引き出すホルモンですが、過剰に分泌されると、攻撃的になったり、理性的判断ができなくなったりします。

その結果、
叱責 → 自己嫌悪 → 自尊心の低下 → 「自分はだめだ」の固定化
という悪循環に陥りやすい。

 

■ 自分を知る前に、本来の自分を取り戻すこと

子どもの心の成長は、年齢ごとに異なる課題があります。

  • 0〜3歳:無意識で世界と繋がりながら育つ
  • 4〜6歳:自我の芽生えと親密な関係の中で育つ
  • 小学3〜4年生:「自分とは何か」を考えはじめる時期

この「自立のはじまり」とされる時期に、栄養的・神経的な不調が続いていたら“本当の自分”を知ることができるでしょうか?

子どもの自立には“良好な身体状態”が前提です。

 

■ 低血糖を「見えないトラブル」として終わらせないため

思春期は、「私はどう生きるのか」という課題を突きつけられる時期です。
でもその準備は、もっと幼いころから始まっています。
低血糖を“生まれつき”と捉えてしまうと、自己理解も、自己成長も、誤った前提でスタートしてしまいます。

子どもが「自分はできる」「自分はやっていける」と信じられるようになるには、まずその“心と身体の土台”が健やかであることが必要です。

 

■ 大人が知っておきたい、子どもの「本来の姿」

低血糖は万病のもとです。
体調・感情・発達…どれも切り離せない一体のものであり、その「ちょっとした不調」が積み重なることで、子どもの未来の可能性に蓋をしてしまうこともあるのです。

その子の「気質」「生まれつき」というラベルの前に、
それは“栄養の不足”が原因かもしれない。

この視点を大人が持っていることが、子どもを守る第一歩になると信じています。

 

 

 

 

※当記事は医療行為を目的とするものではなく、筆者の経験と学びに基づく見解をもとに記しています。体調に不安がある場合は医療機関にご相談ください。

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2025.04.16

副腎疲労の朝に。だし&栄養スープで目覚める一杯を。

だし&栄養スープ

塩分を足して、朝一に飲む

朝、起きるのがつらい。
食欲もなくて、でも何か入れないと…と冷たい水でサプリを飲んで、さらに具合が悪くなる。

そんな時期が、私にもありました…

実は私は「胆嚢」がちょっと弱くて、脂質もタンパク質も毎食しっかり摂っていると、胃腸がダウンしてしまう。
でも、タンパク質はどうしたって必要。特に副腎疲労の時期は、分解されていく筋肉やホルモンの材料になる栄養素たちを、少しでも「負担なく」体に届けたかった。

 

そんなわたしを大きく助けてくれたのが、このだし&栄養スープです。

 

 

 

マグカップにカレースプーンに1.5杯くらい入れて、お湯で割って、そのままもしくは梅干しや”梅醤”を入れて、朝起き抜けや夕方の16〜18時くらいのコルチゾールが下がる時間帯、そして寝る前などに飲んでいます。

 

 

 

▽Mgを入れる時が多い。数滴入れます。

 

寒い時、お家に帰ってきたらまず飲むと、本当に温まります。冬の寒い時以外にも、身体が冷えたときは、ぜひ飲んでみてください。生き返ります。

 

副腎疲労さんにはとてもおすすめ。アミノ酸、塩分、Mgの組み合わせは必須だからです。それから、粘膜の保護にも最適な体感です。

 

 

 

詳しい商品情報やお求めはこちらから。

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2025.04.10

豆乳を毎日飲まない方がいい理由

アレルギー項目に必ず「大豆」 成分が強い食品

腸活!時に必ず直面するのが小麦と「乳製品」ですね。牛乳は飲まないようにとする一方で、その代替品として豆乳を飲まれている方がよくおられます。しかしちょっとSTO〜P!

 

豆乳って、まず陰陽ですと、陰の食べ物でからだを冷やすと言われています。
それから、大豆自体に含まれるゴイトロゲンも気をつけたいところ。甲状腺機能に対して良くない影響を持つと動物実験の結果では言われています。(人間は不明)フィチン酸はミネラルの吸収を阻害するのですが、それも含まれています。

 

まあ、しかし問題なのはそこではなく「牛乳飲めないから毎日豆乳のも〜」の人が多いということです。豆乳って、大豆の汁で、成分が強いんですよね。そのため豆乳を飲みすぎてアレルギー反応を強くしている人たちがいます。

 

昔の人は、豆腐(にがりを入れて余分な成分は使わない)、その豆腐で作った揚げ、大豆を醗酵させた味噌や醤油などにしてこの大豆の持つ強い成分をどうにか無くしてきたのですね。

そしてシラカバやハンノキなどの花粉症を持っている人は、大豆系にアレルギーを起こしやすい。また大豆製品取りすぎて大豆にアレルギー反応を起こすようになる人も。そしてこれらの花粉がやってきたらもれなく反応するように。

 

豆乳は別に健康食品じゃありません。飲まない方がいいですよ、とは言いませんが、時々嗜好品として飲むのが一番良いかと思いますよ^^(私は月1回くらい飲む)

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2024.08.24

低血糖は体調不良の本当の原因ではない

低血糖は体調不良の本当の原因ではない

低血糖が体調不良の原因というより

 

諸々の身体への負担と
内臓の疲弊、炎症によって

 

結果、低血糖になっているのですよ。
低血糖も副腎疲労も、結果です。

 

それによって、体調不良という火に油を注いでいるのです。

 


低血糖が体調不良を助長するの図

 

「私低血糖だから、体調悪いんだ!」
ではなく

 

「体調が悪いから低血糖になって、低血糖によって拍車をかけられている」
ということ。

 

体調不良は
低血糖が影響していることがほとんどですが

 

そもそもの根本は
『低血糖だから』
ではありません。

 

でも体を良くしていくのに
まず行うアプローチは

 

食事、睡眠、低血糖ケア
(時に神経系、メンタルアプローチを優先
)

 

です。

 

機能性低血糖症状がなくなっていくのは

ちなみに機能性低血糖がほぼなくなっていくのは
一番最後であることがほとんどです。

 

膵臓って、かなり回復に時間と栄養を要するのでしょうね。
脳も。

 

カウンセリングに来る方で、
低血糖による体調不良が感じられなくなるのは

 

低血糖が起こる内臓、脳、神経の状態が変わっていくからです。

 

結果、低血糖症状が緩やかになくなっていく。

 

内臓が変わらなければ対処療法と変わらない

「いつまで低血糖ケアをするのか」と問われれば、

 

あなたの体、内臓が、
正常な状態になるまでです。

 

補食だけ行っていても、
それは現状維持だけになりがちです。

 

栄養、神経、メンタル(心)
必要なアプローチを行い

 

エネルギーをナチュラルに
自分で生み出せるようになるまでです。

 

お陰様で、
じわじわと低血糖が
世に知られるように
なってきたので

 

大事なことを
言っておきました。

 

お間違いなく。