子どもへ添加物やジャンクフードを食べさせたくない人へ。美味しさの基準を作るということ。
Twitterで、少々話題に
両親が添加物や
ジャンクフードに厳しく
「食べたい」という気持ちが
抑圧され続けると子どもが自分でお金を
持てるようになった時に
スナックやジャンクフードを
爆発したように
食べることがあります抑圧されると
どこかで歪みが出やすい制限するより大事なのは
出せる体にしてあげることです— 笹森 香納子|心と体を栄養で満たす (@kanoko_sasamori) July 31, 2021
そして、引用リツイートや、リプライを見ると皆様の体験談も寄せられています。
一つずつ読ませていただいております。
大事なのは、出せる体にすることはもちろんです。それはどうしたらええねん、というのは、置いておいて。
というのも、そのことを記事にしているブログは、ここで書かなくてもたくさんあるからね。
(検索ワードは「デトックス」「腸内環境改善」「腸内環境」「排毒」「細胞感度」「細胞膜」「代謝」あたりでどうぞ。)
必要なのことは『感覚』
本質的なことで言うと、『美味しさの基準』を体に作ることです。
『美味しい』と言う基準が、良いものでしっかりと形成されれば、自然と美味しくて体に必要なものを選びます。
体に良くないと言われる食べ物を、自然と選ばなくなります。
人の体は素晴らしいので、基準を定めてあげる。
これが大人、教育者の役割です。
『一汁一菜でよいという提案』から読む美味しさの基準
こんな話を思っていたら、私の敬愛する、土井善晴さんの『一汁一菜で良いという提案』の本を思い出しました。土井善晴さんは、なんとなく、「良いよなあ」と思うことを、とても明確に、綺麗に、言葉にしてくれます。
以下引用
P.101
ここに一つのお茶碗があるとします。それは、それまでの自分にとっては価値のなかったものです。茶碗を手にして眺めても、自分は何も思わない。ところが、自分の敬愛する人や信頼できる人に「このお茶碗はとてもいいものですよ」と教えられると、それまで何も感じなかったお茶碗がとても魅力的に感じた、このような経験はありませんか。自分がまだ未熟な時に起きることですが、そういった経験を重ねることでも、物事の基準が身についていきます。
両親が「おいしい、おいしい」と喜んで食べる様子を子どもたちが見て育てば、幼いときに嫌い嫌いと嫌がっていたとしても、いつか好んで食べるようになるものです。子どもにとって食べ物がすべてであり、そこから本当に多くのことを学び、身につけ、自分の生きる力になっていることがわかります。
ですから、そのような経験を子ども時代にしっかりとしてきた人であれば、きっと判断する力は自然に備わっているものでしょう。親が伝えてくれた情報の価値は非常に重いので、経済活動のための薄っぺらい情報や誘惑に出会っても、揺らぐことはありません。あらゆる物事を判断する基準ができているからです。
物事には順序あり
物事には順序があり、また何事にも基本があります。
それは、栄養療法をするにあたって、まずは食生活、腸内環境ケア、低血糖ケアがベースにあるように。
赤ちゃんが、養育者を安全基地として初めて探究活動ができるように。
判断の基準も、順番があり。
知識は大事ですが、感覚で生きる子どもへ、まず伝えるのは感情に付随する感動体験です。
知識は、大人の私たちがあらゆる角度から情報を取り、得ていく必要があります。
この世に生きる限り、はるか生奥にて自給自足していない限り、スナック菓子もファストフードも、菓子パンも、添加物も、必ず触れ合います。
ので、排除するより、きちんと選択できる力を持つことが肝要。
私は基本的に実は教育畑の人間なので、教育的視点からお届けしました。
こちら、おすすめです。
食事作りに頑張る人、食育とは何かを考えたい人。
どうぞ手にとってみてくださいませ。
土井さんの本は、装丁から文章まで美しいです。
土井さんの料理の手つきもとても美しくて、笑顔も素敵なので、私は生まれかわったら土井さんと結婚しようと思っています。