子どもへ添加物やジャンクフードを食べさせたくない人へ。美味しさの基準を作るということ。

 

 

Twitterで、少々話題に

 

 

そして、引用リツイートや、リプライを見ると皆様の体験談も寄せられています。

一つずつ読ませていただいております。

 

大事なのは、出せる体にすることはもちろんです。それはどうしたらええねん、というのは、置いておいて。

というのも、そのことを記事にしているブログは、ここで書かなくてもたくさんあるからね。

 

(検索ワードは「デトックス」「腸内環境改善」「腸内環境」「排毒」「細胞感度」「細胞膜」「代謝」あたりでどうぞ。)

 

 

必要なのことは『感覚』

 

本質的なことで言うと、『美味しさの基準』を体に作ることです。

『美味しい』と言う基準が、良いものでしっかりと形成されれば、自然と美味しくて体に必要なものを選びます。

 

体に良くないと言われる食べ物を、自然と選ばなくなります。

 

人の体は素晴らしいので、基準を定めてあげる。

これが大人、教育者の役割です。

 

『一汁一菜でよいという提案』から読む美味しさの基準

 

こんな話を思っていたら、私の敬愛する、土井善晴さんの『一汁一菜で良いという提案』の本を思い出しました。土井善晴さんは、なんとなく、「良いよなあ」と思うことを、とても明確に、綺麗に、言葉にしてくれます。

 

以下引用

 

P.101

 ここに一つのお茶碗があるとします。それは、それまでの自分にとっては価値のなかったものです。茶碗を手にして眺めても、自分は何も思わない。ところが、自分の敬愛する人や信頼できる人に「このお茶碗はとてもいいものですよ」と教えられると、それまで何も感じなかったお茶碗がとても魅力的に感じた、このような経験はありませんか。自分がまだ未熟な時に起きることですが、そういった経験を重ねることでも、物事の基準が身についていきます。

 両親が「おいしい、おいしい」と喜んで食べる様子を子どもたちが見て育てば、幼いときに嫌い嫌いと嫌がっていたとしても、いつか好んで食べるようになるものです。子どもにとって食べ物がすべてであり、そこから本当に多くのことを学び、身につけ、自分の生きる力になっていることがわかります。

 ですから、そのような経験を子ども時代にしっかりとしてきた人であれば、きっと判断する力は自然に備わっているものでしょう。親が伝えてくれた情報の価値は非常に重いので、経済活動のための薄っぺらい情報や誘惑に出会っても、揺らぐことはありません。あらゆる物事を判断する基準ができているからです。

 

 

物事には順序あり

 

物事には順序があり、また何事にも基本があります。

それは、栄養療法をするにあたって、まずは食生活、腸内環境ケア、低血糖ケアがベースにあるように。

赤ちゃんが、養育者を安全基地として初めて探究活動ができるように。

判断の基準も、順番があり。

 

知識は大事ですが、感覚で生きる子どもへ、まず伝えるのは感情に付随する感動体験です。

知識は、大人の私たちがあらゆる角度から情報を取り、得ていく必要があります。

 

この世に生きる限り、はるか生奥にて自給自足していない限り、スナック菓子もファストフードも、菓子パンも、添加物も、必ず触れ合います。

ので、排除するより、きちんと選択できる力を持つことが肝要。

 

 

私は基本的に実は教育畑の人間なので、教育的視点からお届けしました。

 

 

 

こちら、おすすめです。

食事作りに頑張る人、食育とは何かを考えたい人。

どうぞ手にとってみてくださいませ。

 

 

土井さんの本は、装丁から文章まで美しいです。

土井さんの料理の手つきもとても美しくて、笑顔も素敵なので、私は生まれかわったら土井さんと結婚しようと思っています。

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