本の研究会(本とこころの研究所)の募集を開始します。

感じたことを言葉にすることは、人生を豊かにする。   ​人の感じたことを聞き「わたしの感じることはなんだろう」と考える時、自分はどんどん明確化する。   感じる、理解する、表現する。 この三つは自らの価値を創る。 月に一度、本の感想や意見を共有する場をつくりました。 本とこころの研究所による 『本の研究会』です。   月に一回、様々なジャンルの本を一冊ピックアップ。   その本の概要、背景などの理解を深めながら、それについてどう感じたか、どう思ったか、こんな疑問が生まれた…などの共有を行います。   自己啓発本は扱いません この会が言わば自己啓発の場。​最初は私(笹森)の考えや理解を伝えながら、皆で話していくスタイルです。   私をはじめとする「どうやって考えて、言語化しているのか」をお互いに知り得、語り合い、楽しみましょう。   ​本を読もうと思っているけど、なかなか…と言う人にもおすすめです。   読むきっかけになったり、時間をつくる動機になります。   なんのキラキラも必要ない、なんの映えも必要ない、朴訥とした会をつくります。 本を通して、こころの理解を深めませんか?   詳細 参加方法は2種類   お茶の水会場 【リアル会場】 ▷場所 ​お茶の水駅 徒歩5分 「駿河台スピックビル」 or 両国 徒歩10分 「喫茶ランドリー」 ​   ▷日時 開始:2023年1月8日(日) 毎第1日曜日 15:00~17:00 (その後希望者は飲み会へ)   【ZOOM】 ▷日時 開始:2023年2月10日(金) 毎第2金曜日 20:00~22:00 ​(ZOOM飲み会かオフ会などをしましょうね。) ​   詳細とお申し込みは、以下のリンクからどうぞ。 ▷「本の研究会」   定員制なので、心に響いたら、今です。 入会の方へは、特典がいくつかあります。 また今後「本とこころの研究所」の“こころのセミナー”へも優先枠、会員価格が生じますので、ぜひご確認ください。     優劣のない研究会   SNSが創り出すキラキラとキャピキャピしている世界とは全く別の世界観を思い浮かべてください。   言うなれば、公共の図書館みたいな、そんな素朴さ。​   もちろん、私の意見や考え、言葉を聞きたい、対話したい。そんな気持ちも大歓迎。   お待ちしております。...

低血糖セミナー終了報告

「低血糖の人」として、一般の方に向けた『低血糖セミナー』を無事開催することができました。   お申し込み、ご参加いただいた皆様ありがとうございました! 今回は総勢50名を超えるお申し込みでした。   今回は、血糖コントロールを始めるとぶち当たる壁と、その背景、突破法。 それから、自律神経の基本的な理解と、血糖値と心の関わりを症例を通して講義にしました。     目次はこんな感じ     感想 では、以下アンケートのご感想を抜粋。     どんな意見もありがたく読ませていただいております。 まだアンケート書いていないよ〜という方は、ぜひ書いていただけると嬉しく思います。   理想のセミナーに精進   最近は分子栄養学、栄養的アプローチの認知がどんどん広がって、そこらじゅうに情報がありますね。それから、論文検索や本からも欲しい情報はたくさん出てきます。   なので必要なのは、個人の経験による裏付けや、解釈。それから発信者の哲学なのではないかなと思います。   情報は調べてたら好きなだけ出てくるから、情報を羅列するセミナーはつまらないですよね。   私も色々なセミナーを受けてきましたが、一番最高に面白い講座がありまして(5年くらいやっているかな?)心理学、教育学の講座で、それは、原理原則を教えてくれるのですが、そこからは自分の解釈がないと何も獲得できない講座なのです。なんのHow toもないのです(笑)   もちろん、分子栄養学のセミナーですから、基本的な論理、知識、それを日常に役立てる情報が入っていることは必須だと重々承知の上、経験と解釈と哲学があることに、やはりセミナーの価値は生まれると思います。(エビデンスや安全性の立証はもちろんとして)   受けた人が新たな視点を持てる、そんなセミナーを作っていこうと、いつも思っています。     セミナーを行うたびに、進化する自分の頭と、言葉と、資料技術。 今回ご参加いただいた方はもちろん、毎日の情報発信を見ていただいている方たちのおかげで私も日々精進しております。ありがとうございます。 心のセミナーも、用意中です。しばしお待ちください〜。  ...

症例から見る!徹底的に血糖コントロールを学ぶ『低血糖セミナー』

    お待たせしました! 多くの機能性低血糖症の方々を指導、改善してきた経験をデータとし、誰にでもわかる、かつ専門的な内容の低血糖セミナーを開催します。   症例をもとに見ていく 具体的に理解、腑に落とせるよう症例をもとにセミナーを構成しています。   症例①:糖質制限に目覚めるパターン   「低血糖ってそもそも何?」 「からだに何が起きていて、どんな影響を及ぼすの?」   に始まり、   「低血糖ケア、してると思うんだけどなんか上手くいっていない気がする」 「補食で太った」 「補食してもコントロールできていない」 「体調自体が治ってこない。いつまでやればいいの?」   の悩みにお答えします。   こころと血糖値の関係   症例② 自分は捕食はいらないと思ってしまうパターン   また栄養療法的な観点と同時に『心理的な背景と血糖値の関係』についても、学ぶことができます。   自律神経の話を含めた「心」と「あたま」が血糖値というからだにどのように影響を及ぼすのか?これ無くして、血糖コントロールはないですよ〜。   低血糖について気になっている初心者から、低血糖についてすでに知っている方も、絵本を見るようにわかりやすく、かつ目から鱗のセミナーです。       体調の背景にほぼ潜む低血糖     HPA軸機能以上(副腎疲労) アトピー 慢性疲労、PMS いつもからだがだるい… 情緒不安定、落ち込みやすい 集中力が欠けてきた 自己嫌悪が止まらない…   それは低血糖が背景に潜んでいることがほとんです。(原因ではないですが) 血糖のコントロールを制すと同時に、心とあたまの解釈を広げ、からだと人生の捉え方が変化させましょう!   詳細   日程:11月27日(日) 10:00~12:30 (質疑応答を含む) ZOOMにて (アーカイブあり)   特典:事前にからだのしくみのセミナーと補食の基礎をお伝えするセミナーを別日に開催します。 基礎を試してから、本セミナーに参加することで、より理解を深めましょう^^     ◇特典セミナー日程 11月12日(土) 20時〜22時 (アーカイブあり)   ▽お申し込みページ (function(d,s,id){var st=d.getElementsByTagName(s)[0];if(d.getElementById(id)){return;}var nst=d.createElement(s);nst.id=id;nst.src="//btn.stores.jp/button.js";nst.charset="UTF-8";st.parentNode.insertBefore(nst,st);})(document, "script", "storesjp-button");   ということで、皆様のご参加をお待ちしております。 すでカウンセラーや栄養指導をされている方へも、おすすめですよ。...

24時間・365日脳に刺激を与える固有受容感覚と○○

子どもの成長発達に栄養は必須ですが、同じく『刺激』も必須です。刺激がないと脳は発育発達しません。栄養だけ、刺激だけ、ではなくどちらも大事です。子どもにサプリや栄養のある食事を与えながら、からだを使う刺激が少ないことがあります。どちらもバランス良く必要なのです。 — 笹森 香納子|教育と栄養の人 (@kanoko_sasamori) March 22, 2022 からだと脳と心とを成長発達させていくのに、栄養は必須。 第一条件だと思ってください。   案外、脳への栄養を考えない人たちが多いことに驚かされるのですが、栄養は基本の「き」。   しかし栄養だけでは脳は発達しません。 脳の発達に必要なものは、『刺激』です。   人の脳とからだの成長発達は、 ・感覚が刺激を受け取ること ・刺激が脳にいくこと ・脳がそれによって回路をつくっていくこと ・つながっていくこと   これだけではないですが、これ抜きにしては語れません。   脳が発達しないということは、からだの機能の発達にも影響が表れます。   脳は体の司令塔ですから、脳とからだの接続をいかにスムーズに滑らかに、バランスをとって行えるかが大事なのです。   今日は刺激を受け取る脳の諸々の感覚の中から、もっとも優れた刺激と言われており、さらに24時間365日終始受け取る刺激についてお話しします。   24時間脳に刺激を送るのは固有受容感覚   人間には感覚というものが存在し、感覚は刺激を受け取るためのからだの機能です。 感覚の分け方には諸説ありますが、今回は一番よく知られている五感から見てみましょう。   五感は言わずと知れた ・触覚 ・嗅覚 ・味覚 ・視覚 ・聴覚 です。 エネルギー系や勘みたいなものを感知するのが第六感などとも言いますが、 それは置いておいて。今回は   +(プラス)もう一つの感覚、 六番目の感覚と言われる 固有受容感覚(こゆうじゅようかんかく) にについてです。   この固有受容感覚、何を司るとかと言いますと、 体の各部分の配置や動きについての情報を、筋肉の伸び縮みによって実感・認識する感覚であり、   Dr ,ロバート・メリロによると 「筋肉コントロールとバランスを重力に対して使う能力のこと」です。   「それは脳の発達のためには他のどの感覚刺激よりも優れた刺激と言うことができます」 「なぜなら24時間休まずに脳に刺激を送り続けるからです。」 「重力はとても強い刺激であり、生命はそれなしでは長く存続することができません。」 〜薬に頼らず家庭で治せる発達障害との関わり方 より〜   24時間、365日、からだに刺激を送り続ける重力   先にも述べましたが、 脳は刺激によって発達します。   この生きている限りからだに刺激を送り続ける重力が、脳に与える影響は計り知れません。   子どもの動きは脳のため   子どもって、走ったり、跳んだり、転げ回ったり。   大人から見たら「どうしてあんなに落ち着きがないのかしら」や 「大人と違って元気だからかな」   なんていう視点で見たりしますが、 見方を変えると   「脳の発達のために、重力という刺激を入れまくっているんだな…」 とも言えます。   おっとっと、となる時のバランスの取り方、 走ることで伝わる踵への衝撃 跳ぶことで入る強打な衝撃 全て重力はあるから存在する刺激であります。     重力の刺激が少ない状態とは   反対に、   テレビやゲームで座りっぱなし 室内の限られた空間の中での遊び 柔らかすぎる床や硬すぎるコンクリートの上ばかりの生活   などは脳の発育・発達のために必要な 重力からの刺激の恩恵を 受けられるでしょうか。   テレビの刺激のお話しと同じですが、 何も動かないことが悪いと言っているのではなく   からだの”しくみ”を正しく知ることで   『どのような環境が、子どもの成長発達に必要なのか?』   を自分たちで選べるようになります。   栄養だけ、運動だけ、ではなくて、 全てのものを『環境』として捉え 選んでいくのが肝要。     固有受容感覚と脳の発達についてでした。      ...

テレビは子どもの脳にどう影響するのか。受動性刺激という特性から見る。

前頭葉は何を司る? 脳の前頭葉は10万年前から急速に発達しました。 前頭葉は情操を司ります。   《じょうそう じやうさう 【情操】》 最も複雑で,高次の感情。感情の中で,最も安定した形をとり,知的作用・価値を伴う。 美的・道徳的・知的・宗教的の四つに分けられる。 (スーパー大辞林より)   して、 ・意図 ・創造 ・思考 を行うのはこの前頭葉です。   意図・想像・思考などは 物事を明確に捉えたり、 何かを創ったり、 アイディアを生み出したり 相手の気持ちを考えたり、 物事を深い目で捉えたり することに必要な能力です。     この前頭葉には、能動的に関わることで刺激されるという特徴があります。   テレビは前頭葉を刺激するのか テレビ(や動画など)というのは、常に情報(音・光なども含め)を流しています。 これを流動性刺激、または受動性刺激と言います。   自分から関わろうとしなくても、勝手に耳や目から情報が入ります。 受動的に関わることが少ないテレビは、前頭葉への刺激が少ないのです。   極端なテレビばかりの場合 →前頭葉が刺激されない→情操が育たない→抽象的言語の欠如 ということも考えられます。 あくまで極端な場合ね。   ただしこれは。「テレビが悪」と言っているのではありません。 大事なのは、テレビの影響を考えた上で、どのように使うか、生活に入れ込み、子どもへ提供するかです。   子どもへ見せる時、 ・どのように(食べながら、つけっぱなしではないか?) ・どのくらい(時間の設定) ・なぜみるのか(目的を持って) を明確にするだけで、テレビの在り方を大きく変えられるでしょう。   主体的に関わるものの一つ、本   本というものは、主体的に関わろうとしない限り内容を理解することはできません。 音読されたものだって、聴いているだけでは、内容を理解できませんよね。   ゲド戦記はおススメ   本を読むということは、主体的に関わることを前提としてるのです。 そして言葉から様々なことを想像しようと、前頭葉は大きく使われます。   本を読むと賢くなる…とよく言われました。   賢さの定義が曖昧ですが、 「本を読むと脳(前頭葉)が活性化される」 というのは脳科学的に正しいのです。   子どもへテレビを与えるな、YOUTUBEを観させるな。 なんてことは絶対に言いません。   素晴らしいアニメや、映像、人間や動物、異世界の物語を空間を超えて感じらる点は素晴らしい。 (プロジェクトX好き)   しかし、先ほども述べたように ・どのように(環境) ・どのくらい(時間) ・なぜみるのか(目的) を明確にさせること、おススメです。   また、絵本や本(パズルや積み木などの構成遊びなども)と関われる環境を、テレビの倍以上の時間を用意する。 このバランスが子どもの脳の発達にとても大事だと考えます。     ちなみに 私は中学生になるまでは、母の方針で、テレビの時間は1日30分と決まっていたので、 ドラえもんを観るか、クレヨンしんちゃんを観るか… ドラゴンボールを観るか、ぬ〜べ〜を観るか… 悩んでいたことを思い出しますな〜。(世代がバレる)     最近面白かったのはAmazon prime Videoのドキュメンタリー。 戦争についての認識はちょっと考えるところもあるけど食品メーカーの発展は面白かった。 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08R993W2N/ref=atv_dp_share_cu_r   テレビと刺激のお話でした。...

鬱の青年がなぜ完全復帰したのか

  一緒に暮らし始めてから、最初は夜眠れなかったとか、ぼーっとしていた日も多かった六助くんですが、もうね、本当にね、表情が変わっていったのよ。     最初の生気の抜けた顔から、よく笑うゲラの青年になっていきました。 そして准看護師学校に受験して、無事受かって、4月前に我が家を去って行きました。   今思うと、彼がいた期間は、ずっと寒い時期だったのね。   No,1はこちら ▷鬱の青年が突然、居候にきた話   どんな風に生活をしたのか   やったことは何もありません。 ただ、とことん人として生きました。   これ、すごいのが、母は一応ちゃんと全部配慮していたそう。 後から聞いて、「母すっげ…」となりました。 やったことと、母の配慮をどうぞ。     ・朝日と共に起きてもらう 六助くんのお部屋は朝日が燦々と入る部屋で、カーテンじゃなく障子だったので、防ぎようがなし。 自動的に朝日が入ります。   母「わざとやで。お日様で起きるのがええねん。だからあの部屋にしてん。雨戸ないから」   ・毎食(昼はいないけど)一緒に食べる 笹森家は基本的に食べる時はみんな一緒。食事中はテレビも見ない、電話もしない。 1日にあったことをいつも話すので、六助くんも強制的にそこに入れられていました。   最初は、ほとんど喋らなかったのに。最後あたりは、食事が終わってもお茶しながらずっとお話ししていた。   ・ご飯は全部手作り 六助くんのおうちは、惣菜が多かったようで、「人が料理しているの食べるのが新鮮」と言っていた。 今思うと、多分、ミネラル不足していたと思うんですよね。 惣菜のお野菜って、基本はミネラル皆無なので。 ハードな仕事をしていた母だったので、ご飯は基本私が担当でした。   ・基本は無添加、無農薬、肉も出来るだけ抗生物質の使われていないようなもの 基本   ・スナックや菓子パン、インスタントなどは一切なし(家に無い) 六助くん、甘いものがあると一気に食べるタイプだったので、あまり置かないようにしていた。 笹森家はスナック皆無の家なので、あるのはお煎餅とか、豆菓子とかばかりだったような…   母「結構お菓子みたいなものばかり食べていたようやからな。家には置かんようにしてん」   ・24時前には寝る 六助くんの部屋にはストーブも、スタンドライトも置いていなかったのです。 長野の極寒の中、寝るギリギリまでリビングにいて、部屋に戻るなら寝るだけ。   真冬の朝は、「朝鼻が冷たくて起きた」と朝日と共に起きていた。   当時私もかわいそうかな〜と思って、言ったんですよね。そしたらこうでした。   私「六助くんの部屋にストーブとライトおいてあげないの?寒いよ(隣の私の部屋にはストーブがあるからちょっと悪い気がするため)」 母「ストーブおいたら、部屋から出なくなるやろ。あと、夜もずっと起きれるやろ。それじゃ意味意味ないねんな。人と話して、夜はちゃんとん寝るのがええねん。だからライトもおかへんねん」 「とにかく生活習慣と、人と話すことやで、香納子」 私「な、なるほど…」     ・会話と対話 とにかく、話をしていた半年でした。 私じゃなくて母と。   いつも夜中までずっと母と話していましたね。 トイレに行ったりして起きると、リビングの光がついているの。 夜に「あつえさん(母)今日夜お話しできますか」と言っていたのを覚えている。   でも、母は結構介護のハードな職場だったので母にね、「遅くまで話したらしんどいでしょ。ちょっとは断ったら?」と言ったんですよね。そしたらね母が「そういても、話したいと言っているからねえ。よう断らんわ。六助くんはね、圧倒的に会話が足りてないねん、せやから話すことが大事やねん。」ていうからね、私は何も言えなくなっちゃって。「そっかあ」で納得したのを覚えている。   何を話したかは聞いていないし、母も詳しくは話さしませんが、家族のこと、友達のこと、今までのことをひたすら話していたみたいですね。 あと、自分の考え方についてもね。これは私も一緒に話していました。 がっちゃしゃべり場!みたいなイメージ。よく話したなあ。   ・妹と遊んでもらう   プチ不登校中の妹(ちょっとでも楽しいように、この時期は一緒に作れる料理をよく作っていた優しい姉)   当時まだ小学二年生の妹とよく意気投合していたんですよ。彼、27歳くらいでしたけど、8歳の妹とよく遊んでいた。 妹も引っ越したばかりで、何やら友達と喧嘩したかいじめられたかで、一週間学校に行かなかった時期があったのですが、母が「お、ちょうど六助くんいるからええやん。伎音子よろしく!」と面倒を見てもらうう役目を授けていました。   母は仕事へ。 私は学校へ。 六助突然の子守   妹は「この男性がどんな経緯でいるのか」とか、関係ないですから、妹が六助くんにとって緊張しなくて良い相手だったことは確かです。 私には、ちょっと年上の意地を見せることがあったから。ふふふ。   面白かったのは、小さい子どもという存在と遊んだことなどない彼でしたので、妹が「これ何?」など説明を求めると、大人にする説明のように話し始めるから、妹わけわからんちんで、「わかんない、お母さん教えてー」みたいに行っちゃうんです。 それが面白くてね。   母「子どもへの説明の下手さが世界一やな。六助くん、賢いというのは、勉強だけではないんやで。誰にでもわかるように説明するのが賢いということや」 六助「…」 私「六助くんの話は面白くないからね〜」     …話が逸れました。 では以下に考察を書いてみましょう。   鬱の8割は栄養失調 と呼ばれる時代が現代です。 彼は、とてもショックの大きいことを経験していたので、そのショックなことを小さくみているわけでは全くありません。   そのショックたるやは本当に辛かったと感じられます。   でもね、同時に ・体に栄養がもともと足りず、それに対応しきるエネルギーを生み出せない状態 ・心の栄養を自分で生み出せる経験が圧倒的に不足していた こともとても大きかったと思うのですよ。   ・朝日と共に起きて、24時前に寝ることで、コルチゾールの分泌を整え ・無農薬無添加の食品によりミネラルとビタミンの多い食事をして、体の構成要素を補い、酵素反応を確保し ・スナックやインスタント食を食べないことで、植物油脂や酸化油を摂らず脳の炎症を止め ・自分を評価しない存在と遊び、自律神経の緊張を解き ・食事を会話と共に楽しみ、消化能力を上げ ・会話と対話で心を言語化する   これがどれだけ体に影響を与えるか、わかりますか。   人の健康になる全てが入っていること、栄養を勉強している方はもちろん、知らない方も感じられるかと思います。   大切なのは、 栄養だけ 神経だけ 心理的なことだけ ではなく、全て繋がっているから、全て大事ということです。   でも… まあ、最後に付け加えるなら、母は偉大ってことかしらね…   私(高校生三年)と妹(小学生二年かな?)   ちょっといつも勝手に犬拾ってきたみたいなノリで人を連れてくるのはやめて欲しかったですけどね。   鬱を蔑ろにも、薬が悪いと言っているわけでも、ありません。 ここに少しの希望を感じていただけたら幸いです。   六助くん、元気かな。...

鬱の青年が突然居候にきた話

私が高校生の時に、6年間鬱病で「精神薬はほぼ全種類飲んだことある」と自称する男性がある日急に居候しに我が家へ来たのね。6年間、精神薬を飲み続けて、家から出られず、大学を中退した彼はね。我が家に来て半年で精神薬を一つも飲まず、本当に「普通」の状態になって、准看護学校に受験して受かった — 笹森 香納子|分子栄養学×教育 (@kanoko_sasamori) December 2, 2021   私はね、高校二年生の時に、横浜から長野に引っ越したのです。 高校生の私と横浜の高校のお友達(ガラケーの限界)   理由は、父が無職状態なので心機一転しようぜ!となって、父と母が「自然豊かなところに住みたい」と長野を選んだからです。 安曇野を選んだ理由は住んでいた地域の最寄駅「あざみ野」に似ているから。   理解できないことが多いかと思いますので上記は忘れて本題に移ります。   ある日の晩にやってきた鬱の男性   母が神戸の実家に所用で行っていて、家に帰ってくるのを待っていた深夜。 車で帰ってくると言うから、ちょっと心配して、起きて待っていたんですが、帰ってくるなり母の後ろに虚な目をした男性がいたので心底驚いたのをよく覚えています。   一応5等身くらい離れた全く血のつながっていない親戚らしいんですけど、一度も会ったことありませんし、99%他人です。 その彼と同居が始まりました。   結果的にとても仲良く過ごしていたので言えますが、この時はまだ精神薬を使っている状態だったようで、顔は真っ白、表情は動かず、目は虚、目も合わない状態でした。 名前は仮称で六助にでもしておきますが、この六助くんの部屋は私の隣の物置と化している部屋(襖で仕切られている)になりました。   私「誰?」   六助くんの状態   変な居候がやってきましたが、実は母が居候として家に人を連れてきて泊まらせるのは六助くんに限っていないので、笹森家はすぐに通常運営。 その日の晩から一緒にご飯を食べる日が始まりました。   で、ポツポツお話をするようになると、全容がわかってきました。   ・関関同立の中の1大学に行っていた(話ことが全て賢かった) ・精神的ショックなことが起きて、家から出られなくなる ・精神科に行って薬を飲み始めて、そこから六年家に篭もりきり ・家であまり手料理を食べたことがない(惣菜の多いお家だったそう) ・昼夜逆転生活(夜はPCをしていたそう)   六助くん自体も、何が何やらわからず遥かかなた長野の地に連れてこられたので、自分の状況がわかっていなかったんですけど、話して、時間が経つうちに、「なにやら自分はこの家にいなきゃいけないらしい」と理解していったようでした。 なので、突然連れてこられたので、薬を数日分しか持っていなかったんですよね。 今思うと、不安だったんじゃないかな。   私はというと、なんか一緒に住み始めることになって、その時の食事はほぼ私が作っていたので「一人増えたら量増えんな…我が家の家計大丈夫かな…」くらいに思っていました。 我ながら一緒に住むことの順応が早いですね。   六助くんの不思議な行動   とにかく「鬱病」で薬を6年間毎日欠かさず飲まれてきていますから、どんな人だろうと思っていたわけです。 でも昔から、気になったことはとことん聞きたいタイプなので、六助くんが話しかけてくれると、私もおずおずと「鬱のお薬ってどんなの?」と、「鬱」の話を聞いていました。   とても印象的だったのでよく覚えています。 関関同立に行けるほどの頭脳をお持ちなので、とても記憶力もいいんですよね。   彼曰く 「精神の薬は何種類もあるけど、大きく幾つかに分けられるんだよね。僕はほぼ全種類飲んだことあるよ。(真偽は不明)   ・気持ちの上も下も無理やりぶった斬って、ずっと中間体に気持ちを持っていかせるもの。落ち込んだり死にたいとかの鬱状態にならないけど、喜びも楽しみもない。自分は第三者としてずっと自分を見ている感じ。実感がなくなる。 ・無理やりハイになるやつ。切れたら、ガクンと落ちる。だからずっと飲み続けないと不安になる。 ・抗不安薬も一緒。飲まないと不安になる。   あと、飲んだら背骨と後頭部がめっちゃ痛くなる。   結局気持ちをぶった斬るだけのものって感じだから、飲んでも良くならないんだよね。 でもやめられないの。飲んだ時の高揚感とか安心感が強いから。」     なんかちょっと変な人だったので、「何錠まで飲めるんだろう、飲んだらどうなるんだろう、と何十粒も飲んだことがあるんだ、ははは」と笑っていました。 あの顔は忘れられません。 (ちなみにその後意識を失って気づいたら病院だったそうです。)   あと、「これやると自律神経に刺激がはいるんだ。体にスイッチが入らない時に良い」と言って突然ブリッジし始めるので最初は驚きました。 今思うと、あながち間違っていない行動。背骨だからね。 途中からはブリッジしている彼を見て「自律神経の刺激?」と慣れて私も聞いていました。   そんで「薬は何粒でも一気に水無しで飲めるんだ」と言って薬を水なしで飲み込むこところを見せてくれたこともあります。 私「すっげえ」   奇跡の回復をする六助くん   結果的に、六助くんは3ヶ月で薬を飲まなくなり、車の免許をとり、「准看護師になりたいんだ」と言って勉強を始めて、受験しにだけ関西に戻って、無事受かって、入学と共に家を去っていきました。   薬を飲まなくなるまでに3ヶ月、その後まだ我が家にいて(今思うとなんでだ?)合計半年くらいを共に生きました。   では、彼がやったことはなんだったでしょうか。 そして、母がこっそり意識していたことはなんだったのでしょうか。   長くなったので、NO2に続きます。 ▷鬱の青年はなぜ回復したのか     ※薬についての効果はあくまで個人の感想です。...