カフェイン中毒の体験日記〜カフェイン中毒から離脱症状まで〜
コーヒー、紅茶、緑茶、ココア、ほうじ茶、ジャスミン茶…
カフェインってお茶といわれる飲み物には結構含まれています。
カフェインはカテコールアミン(カテコラミンとも言ったりする)という
・アドレナリン
・ノルアドレナミン
・ドーパミン
など、体を興奮状態、緊張状態にしていくれるホルモンの分泌を促進する作用があります。
なので、目が覚めたり、仕事がはかどる=集中力がUPしたりするんですね。
しかし、副腎疲労の人は本来自分で生成するためのこのホルモンを、なかなか自前できない状態になっています。
そこにカフェインがはいってくると、力づくで無理矢理分泌されるものだから、
「元気になった!」と錯覚しがち。
また脳というのは気持ち良いことにめっきり弱いので、
カフェインによる興奮状態にはまると、どんどん飲みたくなるんです。
そんなカフェイン中毒ですが、わかりやすい中毒症状や副腎疲労の人との関係は、
とても詳しく書いてある我らが宮澤先生のブログをご覧ください。
ここからは私の体験したカフェイン中毒と離脱症状のおはなしです。
セブでインターン育成をしていた頃
・カフェイン中毒になるには
当時フィリピン、セブで留学とインターンをしていたのですが、
セブとは思えない施設美の語学学校で、紅茶とコーヒーが常設されており、
極端の代名詞である私は、
朝に5杯、午後に2〜3杯のコーヒーを毎日飲んでいました。
これが1ヶ月以上続いていたのではないかと思います。
いや、最初は午前中1〜2杯とかだったのが、どんどん麻痺してくるんですよ。
飲んでも飲んでも「飲み足りない」という状態になっていくのです。
特に朝(カフェインが切れている時間)と15時〜16時(コルチゾールの生産量が最も減る時間)のコーヒー欲は異常です。思考は「コーヒー飲みたい」しかありません。
・体に異変が起き始める(夜中の離脱症状)
まず夜中に目が覚めます。そこから僅かな頭痛が始まります。
それが何日か続くと、頭痛の痛みが尋常じゃなくなってきます。
そして動悸が激しくなります。
頭はガンガン、動悸はズンドコズンドコと耳に響いてきて、もちろん寝られません。すでにこの状態の時に「やばいかもしれない、脳腫瘍かな」なんて思い始めます。
またその状態が何日か続くと、お次は吐き気です。
気持ち悪くてもがきます。(全て夜中のことです。)
頭痛、動悸、吐き気と状態が増えていき、最終的に吐きました。
(朝方に吐いたので、胃に何も残っていないので胃液しかでませんでしたが。それがよりつらい)
こんな状態を夜中に1週間以上繰り返しているものの、日中は大丈夫なんですよね。寝不足で眠いくらい。
なんでかって、日中はカフェインを大量に摂取しているから。(まだカフェイン中毒を気づいていない)
・原因を間違える
もう夜中の状態が尋常じゃなく、確実に死に向かっている感じだったので、母に電話で相談するわけです
通話を切ったあと、改めて症状を口に出すと、あれ、この症状なんか…あれじゃない…
「つわりっぽくない?」
そして次の日にこれまた母に報告です。
私「あのさ、まさかとはおもうんだけど、つわりという可能性がある」
母「私も同じことを思っててん」
Google様で『つわり 症状』と検索したら、でるわでるわ。同じ様な症状が。
しかもよく数えると生理が来ていない。(なぜならカフェイン中毒でホルモンバランスが崩されているから)
妊娠(仮)確定です。
さあ、これはまずいわけです。
いや、子どもができた(仮)ことはもう授かりごと(仮)なので良いのすが、なんせ私はその当時セブにいるわけです。
また当時お付き合いしていた人は、今から大学院に行くことを志している人(31歳くらいだった様な)だったのですから。
「ていうか、避妊はしていたんだけどな」
なんて思いながら夜を明かしました。
その次の朝からです。
・カフェイン断ちをする
「子どもがいる場合、カフェインは摂ってはいけない!」と気付き、コーヒを一切飲まない様にしました。
するとまあ、死ぬほどコーヒーが飲みたくなるのです。
とくに15時〜16時あたり。(コルチゾールの生産量が最も減る時間)
でも体にはやや子がいるわけですから(仮)、そんな誘惑には一切負けません。
今までは夜中だけの離脱症状が、
日中にカフェインを供給しなくなったため、1日を通して頭痛(頭がかち割れそう)、動機、吐き気、目まいなどが襲ってきます。顔色は真っ白。いえ、灰色です。
フィリピン人講師に
「顔色が酷いけど大丈夫?あの輝いていた頃のあなたの顔が見る影もないわ」
などと言われ、「妊娠している」とも言えず苦笑いをしてやり過ごしていました。
コーヒーを飲まなくなり、上記の症状が1週間くらい続いた頃から、
動悸と吐き気、目眩が収まり始めます。
そして徐々に頭痛がなくなりました。
(2〜3週間くらいかけてゆっくりと)
「つわりって、最初だけの人がいるというしな」なんて思っていた頃に生理が来ます。
これで、「妊娠じゃ、ない…」と気が付きました。
そしてまた原因を考えます。あの酷い症状がなくなった。薬は飲んでいない。
変えたのはなんだ。変えた生活習慣はなんだ。
「妊娠したと思って飲まなくなったコーヒーだ」
そこでまたGoogle様で『カフェイン中毒 症状』と検索すると、見事に当てはまりました。
とりあえず心配しているだろう母に報告。
私「あの、妊娠じゃなかったみたい。生理きたの。原因はカフェイン中毒だった」
これは恥ずかしい。母に「彼氏とやることやっています」と宣言した様なもの。
しかしこの子にして、この母あり。
母「え〜〜〜〜〜。おばあちゃんにいよいよなれると楽しみにしていたのに〜!彼氏さんは院に行くから、どうやって暮らすのがいいのかまでシミュレーション立てとったわん」
とのこと。我が母ながら陽気ですね。
以上が、カフェイン中毒から離脱症状までの出来事でした。
初孫を楽しみにしていた母にはぬか喜びをさせてしまいましたが、
カフェイン中毒の恐ろしさを身を持って体験しました。
嗜好品として1杯のコーヒーを楽しむのなら良いですが、
コーヒーが異様に飲みたい、飲まないとやる気がでない、
などの人はすでに中毒症状の現れです。
あなたが超健康であれば問題ありませんが、
ストレスフルで不規則な生活をしてる場合、
身体にダメージを与え、副腎疲労に拍車をかけますので、
コーヒー(カフェイン)を一度完全に断ってみるのもおすすめです。
完全にカフェインから抜けた後、体が軽くなることもあります。
カフェイン中毒って、こんな感じなんだ、こういう風に現れるんだ
など、参考にしていただければ幸いです。(私の妊娠した詐欺の恥も薄れます)