保育園の慣れ保育

 

世の中には慣れ保育と言って、1時間ずつとか2時間ずつ、と子どもが保育所にいる時間を1日1日、徐々に長くしていく期間があります。

(一般的には慣らし保育と言われていますが、子どもを慣らすのではなく、子どもが慣れられるように、と私の勤務していた園では「慣れ保育」言います。)

 

 

0.1.2歳のクラス担当の保育士は特に、ひたすら泣く子どもと共に過ごす毎日ではないでしょうか。

 

今日は午前中。

明日はお昼まで

明後日はお昼寝まで…

 

と、子どもが慣れられるように、と思うでしょう?

 

いえいえお母さんたちもですよ。もしくはお父さん

お母さんたちも、いってきます、に慣れる期間。

 

そして、保育士にも大事な慣れ保育。

ひたすら聞こえる泣き声を、受け止め受け止め受け止め…

 

この子はどんな抱き方がすきなのか

園の中のそんな場所が好きなのか

寝るときに安心できる体勢はどんなか

すきな歌は言葉は、あそびはなにか

 

子どもが、

すこしでも笑ってくれるように、

楽しんでくれるように、

安心してくれるようにと

思い続ける期間です。

 

家に帰っても、耳に残る泣き声。

夜、目を瞑っても、どこからか聞こえる泣き声

慣れ期間は、寝るときも子どもの泣き声が脳内で流れます。

保育士あるあるかもしれませんね。

 

新米の保育士さんは余計に体力の消耗がすごいところです。

気疲れと、負んぶに抱っこの体力的疲れと。

 

ちなみに。

この期間を短縮したり、無理に通常時間で預けると

子どもは後々熱をだしたり、病気したりで

結局削ったはずの慣らし保育と同じ時間の休みを取らなくちゃいけなくなることが多いのです。

(それ以上の時もよくある)

これも保育あるあるですね。

 

子どもも、お母さんも安心できるようにするのが保育の仕事の一つ。

大事な仕事を担ってますね。

 

子どもも、お母さん方も、一生懸命。

保育士も一生懸命。

みんな一生懸命な保育開始の月です。

 

 

全ての三者へエール記事でした。

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