
消化酵素の活性温度は○○.○℃
酵素は生物が生きていくうえで必要な消化・分解・吸収・代謝などに関係している重要な生体触媒です。
この酵素、一番活性が高まる最適な温度があります。
高すぎると壊れる
酵素はタンパク質で出来ています。
そのため、ある程度以上の温度になると、酵素が変形したり失活(酵素活性を失ってしまうこと)してしまいます。
タンパク質の変形??と思われる方は、
卵を想像してみましょう。
卵は、熱を加えると白身も黄身も固まりますね。
その後、また液体に戻ることはありません。
これがタンパク質の変形の分かりやすい例です。
最適温度は何度?
低温に対しては、大体の酵素の安定性は高いと言われています。
しかし、安定していることと、働きが良いことは別。
酵素の最も活性する温度は36.9~37.0℃です。
お腹を冷やさない
体温が1℃下がると免疫力が30%低下する…なんてよく言いますが、
体温で酵素活性の高さも変わってくるのですね。
消化を促すためには、お腹を冷やさないこと。
お腹が冷えている場合は、冷えたまま食べるのではなく、
しばらく温めて、胃腸が温まってから食べることをお勧めします。
冷えていると、胃腸の運動も悪くなりますしね。
食前にお白湯を飲むと良い、と胃腸の働きの観点から言われますが、
酵素活性の点から見ても、温かい飲み物を食前に飲むのはとても良いのでは…。
低血糖の人はお腹が冷えている
低血糖時、血糖をあげようとアドレナリンの分泌が増えると、
血流が低下し、胃腸の粘膜への酸素やブドウ糖の供給が不足します。
比例するように消化吸収能力も低下し、
腸が水分を吸いこんだり、大腸で未消化の物が発酵し、大量のガスを生成したりします。
そのため、お腹が冷え、ガスによる腹部膨満が起きます。
低血糖になる人は消化酵素が少ない
機能性低血糖になる人は、タンパク不足で消化酵素が少ない人が多い。
そのため酵素を作ることができる環境を整えていくことが大切です。
それは、血糖コントロールから始まり、
ビタミンミネラルの補給はもちろん
身体を冷やさない、ということも含まれます。
(結構この基本的な事が忘れられがち。)
個人的おすすめ『湯たんぽ』
ご飯を食べる時はお腹を温めることで、
胃腸の運動と消化酵素の活性を助けられるのか
消化が良い体感。
寝るときもお腹を温めてあげると
かなり腸の調子が良くなりました。
天然ゴム製がより良いらしい。
私は普通のビニール整のもの使っていますが。(笑)
お腹を触って、ひんやり冷たい人は、
食前や食事中、寝る前に温めること、
おすすめです。