子どもの夜泣きの原因も、栄養が関係するという話
血糖値が正常な値を保てず低くなってしまうことを、【低血糖症】といいます。
そして寝ている夜に低血糖が起こることを
【夜間低血糖】と言います。
血糖値を維持するために、
人間の体は寝ている間、
コルチゾールというホルモンと、成長ホルモンとで血糖値を保っています。
はじめは血糖値をコルチゾールで維持していますが、
就寝後2時間後にはその役を成長ホルモンとバトンタッチします。
しかし、この成長ホルモンが出にくくなることがあります。
【成長ホルモンが出にくくなる原因】
・糖質過剰(特に精製されたお砂糖、ジュース)
・日中に興奮しすぎた時
・ブルーライト
・怖い話を聞いたり、体験をした
(=安心できていない)
などです。
成長ホルモンが出ないと、夜間の血糖値が維持できませんので、低血糖となります。
低血糖は体にとって
低血糖=エネルギー原の枯渇=死の危機
ですので、
「うおおお、死ぬかもしれねえ」
と体は必死に生きようとします。
そしてノルアドレナリン、アドレナリンなどの興奮作用のあるホルモンを出します。
興奮させて、無理矢理にでも血糖値を上げさすのです。
興奮状態は脳の覚醒を指しますから、寝ていられるわけがありません。
それが子どもに起きるとどうなるでしょう?
・夜中に突然起きる
・お腹減ったと言う(これはまだ良いパターン)
・【夜泣きする】
となります。
大泣きするのは、低血糖による空腹や生命保持を大人に知らせるためだと考えることができます。
そしてもう一つ、
【不安】という感覚があるかもしれません。
なぜならノルアドレナリンは不安作用の働きをすることもあるからです。
これが子どもを、不安にさせたり、悪夢を見せていると考えられます。
夜間低血糖が夜泣きの全ての原因ではないですが、原因に一つではあります。
子どもの夜泣きが続いている場合、
先程述べた、
【成長ホルモンが出なくなる原因】
が日中になかったか思い出して見てください。
少し生活を変えるだけで、子どもの睡眠も良くなるかもしれません。
また、夜中に起きてなかなか寝つかない場合、
自然ハチミツを舐めたり(1歳半以上)
果汁100%のストレートジュースを一口、二口飲むのもおすすめです。
(そのあとお水を飲めると虫歯予防になります)
人の細胞や脳は、寝ている間に日中の疲れやダメージを修復しますので、
健全な発達に質の良い睡眠は欠かせません。
夜泣きがない場合にも、成長ホルモンをガンガン出してもらうため、
日中の過ごし方を気をつけてみると良いかと思います。