アトピーの肌へ、気をつける3つのこと

アトピー性皮膚炎を持つ人は、肌が敏感(外敵刺激に弱い)です。

着る衣服皮膚の洗い方、保湿方法を間違えると、痒みがまし、結果掻き壊してしまうことも。

(あ、もう3つ言っちゃうという事態)

 

大人がアトピーであれば、自分で気をつけられますが、子どもがアトピーで、親がアトピーではない場合、

その痒みや感覚が分からない為に、衣服やスキンケアからの刺激に気が付かず、結果こどものアトピーが悪化してしまうことも。

 

少しでも情報を手に入れたいと思うのが親の心。

その参考になればと思い、今回、まずは日常肌編。

 

気をつける3つのこと

・洗いすぎない

アトピーの皮膚は、皮膚を作っていく機能が破綻していますから、表皮のターンオーバはもちろん、それに伴い皮脂を留めること、水分を留めることも正常ではありません。

石けんでも(石けんでも!ですよ)、合成洗剤でも、洗うと皮脂が落ちますので、結果乾燥を招きます。

 

アトピーの原因は体内の炎症でも、

痒みの度合いは外部刺激にも大きく左右されます。

 

乾燥→痒い→掻く→皮膚破損→皮膚症状の悪化

→より外部刺激に弱くなる→痒みが増す

 

という悪のループになります。

石鹸であらうなら、デリケートゾーンのみがお勧めです。

 

ただし、乳化剤(界面活性剤)を使われた保湿剤や、

ワセリンなどの油分の高いものを

皮膚に塗布している場合は異なります!

 

皮膚のその成分が残留し、酸化して黒ずみになったりそれが不潔を招いて痒みのもとになることもありますので、

使用している場合は、できるだけ質の良い石鹸を泡立てて、

ゆっくり優しく洗ってあげましょう。

 

風呂上がりは、その後のしっかりとしたん保湿は必須です。

※お風呂がありは痒みが増すことが多いので、特に首や鎖骨、顔あたりの痒みがひどい場合は保湿剤で冷やすとかなり痒みを抑えられます。

 

・化学繊維(合成繊維)は避ける

化学繊維はその名の通り、主原料は石油から成っており、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタンなどの表記をされています。化学繊維で起こる皮膚への刺激は以下のものが挙げられます。

 

・静電気による刺激→痒み

・吸湿性がなく、蒸れやすい→皮膚温度の上昇、蒸れによる刺激UP→痒み

・吸湿性がありすぎて肌の乾燥→刺激感度UP→痒み

※ヒートテックなどが当てはまります。

 

冬に良かれと思って着る(着せる)ヒートテックは、

基本吸湿保温という特性を持っておりますので、死に目を見ます。

 

着ている時は良いんですけどね…

脱いだときが特に痒みによって半狂乱になることも。

お気をつけください。

 

・保湿状態を保つ、そして保湿しすぎない

これは、以前他の記事にもUPしていますが、

保湿は症状や、部位によって保湿度を変えることが痒みの軽減に繋がります

以下の記事を参考にしてください。

 

アトピー治療記⑧〜保湿はどのくらい?どうやって?〜

アトピー性皮膚炎のタイプ別、部位別の保湿について

 

 

 

以上、肌アプローチにおける気をつける3つのことでした。

※あくまで個人の経験に基づきます。

 

 

 

 

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