アトピー性皮膚炎のタイプ別、部位別の保湿について

大事なことを忘れていました

危ない、保湿記事を公開してから思い出しました。

大事なことが2点ほどあります。

 

それは

①同じアトピーでも、皮膚への出方は異なる

②体の部位によって、保湿度を変えることが大切!

ということ。

 

①同じアトピーでも、皮膚への出方は異なる

 

↑例えばこれは脂溶性毒素排出の皮膚と思われます。

 

前回も書きましたが

アトピー性皮膚炎といっても、 人それぞれ出方が異なります。

 

・炎症乾燥タイプ

・黄色ブドウ球菌増殖タイプ

・リンパ液止まらないタイプ

・脂溶性毒素排出タイプ

 

あくまで私個人の見解ですが、

各タイプによって皮膚アプローチも全く違います。

 

私の経験からすると、

・黄色ブドウ球菌増殖タイプ

→清潔さ、乾燥、殺菌が必要、過度な保湿はNG

 

・リンパ液止まらないタイプ

→過度な保湿はNG、オイル系もNG、化粧水を清潔な肌にぺたぺた塗るを繰り返す

 

・脂溶性毒素排出タイプ

→皮膚アプローチはあまり必要なし

(痒みを伴う黒い瘡蓋ができては落ち、できては落ち…を繰り返します。)

 

ね、全然違うでしょ?

黄色球菌増殖している時に、炎症乾燥タイプの保湿をしたら悪化します。

なので、自分の皮膚の様子をしっかり観察、見極めてくださいね。

あと、季節によっても変わります。

湿度が高い梅雨に、冬と同じような保湿を行なっていると、

雑菌繁殖→悪化

することもありますので、これは本当に気をつけてくださいませ。

 

②体の部位によって、保湿の度合いを変える

また皮膚は、部位によって皮膚の厚さが違います。

そして体温の高さも違うので、

体の部位によって、保湿度を変えることが大切です!

 

なぜなら、薄くて熱のこもりやすい首に

皮膚の分厚い足と同じような保湿をしたら

熱がこもって、首の痒みが爆発します。

 

しっかり保湿(化粧水・オイル・乳液)OKの部位

しっかりもっちりするほど、保湿した方が良い部位。

皮膚がしっかりしており、かつ体温がそんなに籠らない部位。

・顔

・背中

・お腹

・足(ただし膝裏は除く)

・腕(ただし肘裏は除く)

 

そこそこ保湿(化粧水のみ またはさっぱりめの乳液OK)の部位

肘と膝の裏は、曲げたままになった時に保温→暑くなる→痒み…につながるので、

べったりしないように気をつけます。

・肘裏

・膝裏

・胸上(鎖骨周辺)

 

さらっと保湿(化粧水のみ)の部位

皮膚が薄く保湿しすぎると熱がこもり過ぎて痒みが爆発します。

首は発狂しそうになるので、気をつけましょう。

・首

・脇

・耳

 

以上、保湿加減についてでした。

 

そして、最後に一言。

お子さんにアトピーの方がいらっしゃる方は特に注意してあげてくださいね。

自分の体感がない分、加減がわかりにくいですよね。

そんな時に、参考にしていいただければと思います。

 

保湿記事の他はこちら↓

・皮膚の炎症がひどい場合、お風呂に入る?入らない?

・保湿はどのくらい?どうやって?

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